5月23日開催 「共同売店」という相互扶助の古くて新しいカタチ:コモングッドトーク vol.2 (ゲスト:愛と希望の共同売店プロジェクト 山田沙紀さん・小林未歩さん)

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ニュースレター「コモングッドをもとめて」で展開する様々なトピックをもとにした、オンライントークイベント「コモングッドトーク」シリーズを学芸出版社とコラボして開催しています。

コモングッドトークは、社会基盤の再構築や資本との付き合い方を捉え直すとともに、私(たち)が置かれている社会環境を取り巻くあらゆる分野を横断、越境しながら、これからの文化や社会、経済におけるオルタナティブな可能性について対話いたします。

第1回目のゲストには、一般社団法人ケアと暮らしの編集社 代表理事の守本陽一をお呼びし、医療従事者と地域とのこれからのあり方や、社会全体におけるケアの概念をどう入れ込みながら、あらゆる場面で「社会的処方」的アプローチを浸透させていくかということについて議論しました。

第2回目は、5月23日に開催いたします。ゲストは、沖縄で100年以上続く小さな集落における相互扶助による共同体であり、地域住民らがお金を出し合って運営する「共同売店」についてリサーチや活動を行う、「愛と希望の共同売店プロジェクト」の山田沙紀さん・小林未歩さんと、共同売店の歴史を紐解きながら、地域の相互扶助のこれからについて幅広く議論する時間にできたらと考えています。

「共同売店」について少し説明すると、共同売店とは、小さな集落生活を維持するため、相互扶助の考えのもと、住民らが出資し、みんなで運営する集落単位の共同体で、1906年、国頭村の「奥」という集落で生まれた「奥共同店」がはじまりです。

現在は、食料品や日用品の販売の商店ですが、かつては貯金や貸付などの金融業、奨学金、病気などの見舞金、精米、製材、発電など生活のために集落単位で住民同士が出資・運営することが特徴です。

イベントは、ニュースレター「コモングッドをもとめて」の購読者限定でレポート掲載予定です。

【イベント概要】
日時|2021年5月23日(日)15:00〜17:00
会場|オンライン(Zoomミーティング)
配信URL|お申し込みいたいだいた方に、peatixメールにてお知らせ致します。
参加費|一般参加:1000円
https://commongood-talk2.peatix.com/view
定員|100名
主催|株式会社トーキョーベータ、学芸出版社(コモングッドをもとめて×がくげいラボ コラボ企画)

<ゲスト>
山田 沙紀(やまだ・さき)|愛と希望の共同売店プロジェクト
東京で生まれ、自分のルーツを辿って沖縄へ移住。山田図画工作屋という屋号で、名護東海岸を拠点に活動。絵を描き、言葉を紡ぐこともあれば、イベントやワークショップを作ることもあります。これからも残していきたいとおもう、沖縄の食や農業、生活文化について伝えつなぐために山田のできることが役に立てばいいなと思っています。いつだって、食べるために頑張り、食べたから頑張る精神で。

小林 未歩(こばやし・みほ)|愛と希望の共同売店プロジェクト
東京生まれのイラストレーター/デザイナー。絵本タッチのイラストからテクニカルイラストまでなんでもござれ。主に紙媒体のグラフィックデザインを手がける。東京を出て那覇で2年過ごした後、福岡県の上毛町で仕事を地域に関わる仕事をしていた時に共同売店を知ってからというもの、福岡と沖縄を行き来しながら共同売店と地域のデザインあれこれに携わる毎日。映画好きで猫好き。