定期的に配信しているニュースレター「コモングッドをもとめて」と学芸出版社のがくげいラボによるコラボ企画として、「コモングッドトーク」シリーズを開始しました。
新型コロナウイルスの蔓延とともに、これまで顕在、潜在的であった社会や都市のあり方、人の暮らしや生活、社会基盤のあり方そのものが根底から問い直される時代となりました。
「私」と「公」の関係への問い直し。求められる「共」のあり方と「私」とのつながり。持続的な社会とその生態系に必要なもの。思想や哲学を持ち、社会基盤の再構築や資本との付き合い方を捉え直すとともに、私(たち)が置かれている社会環境を取り巻くあらゆる分野を横断、越境しながら、これからの文化や社会、経済におけるオルタナティブな可能性について、毎回ゲストとともに対話いたします。
第1回は、「ケアするまち」をテーマに、兵庫県豊岡市で「社会的処方」を実現するため、医療者が屋台を引いて街を練り歩くYATAI CAFEやシェア図書館「だいかい文庫」などを運営する、一般社団法人ケアと暮らしの編集社 代表理事の守本陽一さんをゲストにお迎えし、「社会的処方」やそれにまつわる孤独、孤立の問題、これからの医療とまちづくりの関係について、幅広く議論する時間にできたらと考えています。
▼「ケアするまち」をデザインする:コモングッドトーク vol.1 (ゲスト:ケアと暮らしの編集社 守本陽一さん)
https://commongood-talk1.peatix.com/view
第2回は、100年以上続く、小さな集落における相互扶助による共同体であり、地域住民らがお金を出し合って運営する「共同売店」についてリサーチや活動を行う、「愛と希望の共同売店プロジェクト」の小林未保さんと山田沙紀さんと、共同売店の歴史を紐解きながら、地域の相互扶助のこれからについて幅広く議論する時間にできたらと考えています。
開催時期は毎月3週目か4週目頃を予定しています。
このイベントのアーカイブやレポートは、ニュースレター「コモングッドをもとめて」もしくは学芸出版社のがくげいラボに掲載されます。