8月6日、「福岡から、市場経済とはちょっと違う『新しい循環』を考える」 『日本のシビックエコノミー』刊行記念に登壇します

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イギリスからはじまった「シビックエコノミー」の概念をもとに、これからの社会の循環について考える一冊として共著で執筆した『‎日本のシビックエコノミー‬』。

最近では、各地で、イベントやワークショップに呼ばれ、トークやワークショップなどを行いながら、書籍をただ出して終わりではなく、書籍を片手にこれからの地域のあり方を考える場を作っています。

刊行記念イベントとして、前回の下北沢B&Bに続き、福岡に新しくできたRethink Booksにて、同じく共著者の紫牟田伸子さんと、今回はゲストとして九州大学大学院専任講師の田北雅裕さんを交えながら、福岡でシビックエコノミーについて考えるトークイベントを、8月6日に行います。

田北さんは、福岡でまちづくりに取り組んでいて、SOS子どもの村JAPANの広報誌『かぞく』の編集長などを務めています。
・参考記事:祝・SOS子どもの村JAPANの広報誌『かぞく』創刊! 編集長の田北雅裕さんに聞く「子どもと家族の問題を解決するために、デザインができること」 | greenz.jp

そんな田北さんを交えながら、福岡の地でシビックエコノミーのあり方について考えてみたいと思います。

福岡や九州近辺にお住まいの方は、ぜひご参加いただければ。

参加申し込みはこちらから。

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以下、イベント情報です。

今年2月末に刊行された『日本のシビックエコノミー 私たちが小さな経済を生み出す方法』。その刊行記念イベントとして、4/20(水)には株式会社studio-L代表・コミュニティデザイナーの山崎亮さんをゲストに迎え、本書編者の紫牟田伸子さん、執筆者の一人の江口晋太朗さんの3名でトークイベントが開催されました。
http://bookandbeer.com/event/20160420_bt/

前回が大好評だったことを受け、今回も「シビックエコノミーってなんなの?」「日本ではどういうことができるの? やっているの?」などをテーマに、九州大学大学院専任講師の田北雅裕さんをゲストに迎え、九州・福岡ならではの具体的な事例をあげながら議論をします。

イギリスが先導し、いま世界中で広がっている「シビックエコノミー」とは、既存のジャンルを横断し、民間・行政・第三セクターの枠を超えた「市民主体の新しいエコノミー」のこと。

地域のハブをつくり、孤食を避ける。リノベーションで空き家問題を解消する。市民出資でエネルギーの事業を行う。地域の人と素材でものづくりをする。すべて、社会の「こうなったらいいのに」を、具体的に小さな経済圏をつくり、まわし、育てることで、かなえようとしています。

大きな社会問題を解決に導く、日本の「小さな社会変革」について一緒に考えてみませんか……?

【出演者プロフィール】
田北雅裕(たきた・まさひろ)
九州大学 専任講師。2000年、学生の傍らデザイン活動triviaを開始。以降「まちづくり」という切り口から様々なプロジェクトに携わる。04年に熊本県杖立温泉街に移住、住民の立場からまちづくりに取り組む。09年より現職。現在は、(特非)SOS子どもの村JAPANコミュニケーション部ディレクター、(特非)震災リゲイン理事、ALBUSディレクター、福岡市里親委託等推進委員なども務める。著書(共著)に「クリエイティブ・コミュニティ・デザイン / フィルムアート社」。

紫牟田伸子(しむた・のぶこ)
編集家/プロジェクトエディター。美術出版社、日本デザインセンターを経て、個人事務所SJ主宰。「ものごとの編集」を軸に、デザインプロデュース、商品企画、プロジェクトプランニング、マネジメントを行う。主な著書に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』、『シビックプライド2【国内編】:都市と市民のかかわりをデザインする』(共同監修・共著/共に宣伝会議)、『編集学:つなげる思考・発見の技法』(単著/幻冬舎)など。

江口晋太朗(えぐち・しんたろう)
編集者、ジャーナリスト。TOKYObeta Ltd.代表取締役。1984年生。福岡県出身。メディア、ジャーナリズム、情報社会の未来、ソーシャルイノベーション、参加型市民社会などをテーマに企画プロデュース、リサーチ、執筆活動などを行う。「マチノコト」共同編集、NPO法人マチノコト理事、アートプロジェクトを推進するNPO法人インビジブル理事、インディーズ作家支援のNPO法人日本独立作家同盟理事などを務める。Open Knowledge Japan、Code for Japan のメンバー。著書に『ICT ことば辞典』(三省堂)、『パブリックシフト:ネット選挙から始まる「私たち」の政治』(ミニッツブック)ほか。